若松の森跡

天正１８年、蒲生氏郷が会津黒川城主に封じられたとき、黒川の名を故郷日野城の近くにあった若松の森の名にちなんで、黒川を若松の名称に改めたと伝えられています。

その若松の森とは、馬見岡綿向神社の参道を覆っていた森であったと言われています。古書によれば、江戸時代の中期に多くの松が枯れ伐り除かれて人家が建ったと書かれています。現在の松は名将氏郷が遠く会津の地より故郷を懐かしんだ名残りの松です。

【交通】ＪＲ近江八幡駅または近江鉄道日野駅から北畑口行バス向町（停）下車。徒歩３分。